皮革と金属

Posted By on 2022年2月13日

普段の生活の中で特段意識することはないのですが、多くの金属が身の回りで使われております。

鍋・窯・包丁・車・スマホや家電も金属が無ければ機能しません。革製品を作る道具としても多くの金属製品を使ってます。

そして革製品そのものを機能させるためにも製品の一部として金属を使います。

先日送っていただいたベルト。

20数年前に買っていただいた物。サイズがが合わなくなって5年ほど使わずにクローゼットに入れっぱなしでした。バックルが気に入っているので使い回して新たにベルトを作ることに。

革は時間の経過と共に劣化し、幅も厚さも減ってきております。

もとの厚みは4.27㎜。

バックルは真鍮製です。無機物である金属は再生可能。

真鍮は黄銅ともいわれる銅と亜鉛の合金です。銅に空気中の酸素や塩分が作用しブロンズ色になったり、バックルなども人体から出る汗などが作用してブロンズ(緑色)になることが有ります。これが綠青と言われる錆(サビ)の一種ですが、赤さびと違って金属自体を腐食しません。

*ブロンズ(青銅)は銅と錫(スズ)の合金。

バックルを外し綠青(りょくしょう)や傷を落とします。

丁度いいBrass色。

「有機物」の革と「無機物」の真鍮、どちらも魅力的な素材です。

EARLY HOUSE

TEL 011-532-2017

メール mail@earlyhouse .jp

*お知らせ

コロナ感染拡大を鑑み、クラフト講座「鞄作り教室」は2月1日より一時的にお休みさせていただいておりますが、製作・修理業務は従前通り承っております。電話またはメールでお問合せ下さい。

 

 

 

 

 


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