Posted By earlyhouse on 2024年4月1日
新年度とはいっても、いつもと変わりない生活なのに、雪が解け、夏靴に代わるだけでも、なんかやる気になる。何を?とつっこまれると、「・・・」なのだが。
足腰の痛み具合を訊くのが挨拶代わりの歳になってくると、昨日より暖かい日というだけで嬉しい。
冬に枯らした鉢物。まだ脈が有りそうな枝先を5㎝ほど切って、水分多めの土に挿して置いたら若い芽を出した。根をつけたに違いない。 ただそれだけだが、なんだか嬉しい。
そんな、のほほんとした日々ながら、既にお受けした仕事は3月中に納めようと、期日に2~3日余裕のあるものも含め、なんとか発送を済ませる。どこかで「新年度」の意識が・・・・
4月は、気になっていた手縫いの小物を幾つか試してみよう。
* 発送済みのコインパースと角型財布(Square-W)
グリーンのカードケースと黒のコインパースがセットでのご注文。グリーンのコインパースは他のお客様。
Square-W 。2月にお受けしたものと3月のものをまとめて進めさせていただきました。こちらの都合で、ご希望の納期を先延ばししていただいた方と、通常の納期より早くお届けできた方がおりましたが、ご理解いただき有難うございます。
画像手前の2点組みは、電話でのご注文。2度目のご注文ということで、革の「シボ」などはお任せと判断して送らせていただきました。気に入っていただければ良いのですが。
チエーン付きの一点。当初、革製のフック(ループ)の予定でしたが、「最近はスエットのパンツで出かけることもある」とのことで真鍮フックに変更。
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Posted By earlyhouse on 2024年3月3日
キャメル色のポーチと小銭入れ(coin purse-box)はセットでのご注文。
一回り大きくて玉縁(piping)仕立てのポーチを通勤バッグとして長年お使い頂いておりましたが、今回は小さいタイプに。「最近は通勤にリュックを使っているので、その黒色リュックの中で見易い色で、なおかつ納まりの良いサイズで」とのこと。
この春から使いたいと1月にお話を伺っておりました。何とか間に合ったでしょうか・・・
春とは言え、札幌はまだ雪の中。
チョコ(brown)のコインパースは他のお客様で、ご主人へのお誕生日プレゼント。 拙ブログ・アーカイブの日付けを附してのご注文。とても分かり易い。有難う御座います。「手縫いで」とのご指定。 こちらも、何とかお誕生日前に・・・
開けると箱のようなので「box」と言っております。中が見易く、畳むとコンパクト。
東京と鹿児島、それぞれ本日発送。
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Posted By earlyhouse on 2024年2月25日
名刺入れと一緒にご注文いただいた、キーケース。
これまで4連の物をお使いでしたが、今回は6連です。
1.2㎜厚の揉み革を表側に、裏地はこれを0.6㎜に漉いたもの。金具を支える背当部は1.0㎜のノーマル。 一枚の革なのですが、鞣(なめし)の後に、用途に合わせて手を加えることで、3種の質感を得られます。ちょっと手間のかかる仕事ですが、「すべて共革」という贅沢感も。
ご注文は札幌市内のお客様で、この連休中に取りに寄ってくださるはずでしたが、思わぬ大雪となり郵送することに。
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Posted By earlyhouse on 2024年1月15日
2種類のコイン入れが今年の製作始め。
画像上。中仕切りが有り、カードや四つ折りのお札も入るタイプ。長年お使い頂き、摩耗したジッパーの取り換えも検討されておりましたが、今回新たに作ることに。
★
手の中に納まりの良いコイン入れ。 これまでお使いの濃茶は1985年にお買いになられたそうで、つまり38年間、ずーっとお使い下さったわけですね。今回はグリーンでのご注文。2.5㎜厚のサドルレザーを使い、木型で成形しております。
昨年のベルトやフラスクバッグなどのように、若い方からの御注文で新しいものをつくるのも楽しいのですが、今回のように30数年お使い頂き、改めて同じ物を作らせていただけること 、、、、 感慨無量。
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Posted By earlyhouse on 2024年1月7日
インディアンジュエリーのコレクション「お気に入り在庫」の中から、お客様のご希望に沿って見繕った(セレクトした)もの。今回は、ガスペイトのピアス。
* ガスペイト(gaspeite)
カナダのガスペ半島の鉱山で採掘されたのが最初でこの名がついた。宝飾に使用された歴史は浅く、2000年頃から。インディアン(アメリカ先住民)ジュエリーでも比較的若い作家さんの手によるものが多い。一方、オーストラリア先住民はこれより早くに発見し使用していたとの説がある。採掘鉱山は少数で、現在宝石品質の物はオーストラリアと米国(ニューメキシコ)産のみと言われる。
綺麗な緑色の石で硬度はターコイズよりも低く、カボションの定型的な石が多い中、こちらは珍しい雫形です。リングとピアス数種を在庫しておりましたが、ピアスはこれが最後の1点。
インディアンジュエリーに見る石留技法のひとつ「覆輪留め」は、ターコイズやガスペイトのように硬度の低い石には向いていると思う。
年末、鹿革のポーチも一緒にご注文いただきましたが、このポーチの作りで時間を頂き、年明け6日にギフト用の包装でお渡し。
新しい年が始まりました。今年も宜しくお願い致します。
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Posted By earlyhouse on 2023年12月5日
11月にお受けしていた数点。 「当月内に仕上げ、12月はのんびりと」・・・なんて考えておりましたが、すでに師走。やはり、わたふたと過ごしそう。
★ ミニショルダー・pouch
仕切伝票や通帳・当座の現金などを入れる目的で作っていたポーチ。
色違いを長年お使いのお客様から、今回は「スマホを入れてショルダーバッグとしても使えるようにしたい」とのご注文。
2wayということになりますが、ショルダーベルトを付けるだけで表情も変わりますね。
バッグインバッグとしても使えるよう、フラットな仕立てですが、型出しているので、普段使いには十分な容量です。
W 210㎜・D 22㎜・H 130㎜ 外側の貼りポッケとは銀行通帳のサイズ。
★ 角型財布/square-w
修理も含めると、この角型財布の仕事ばかりという時期がありました。 最近は減少傾向なので、拙ブログに久しぶりの登場。
チョコ・黒 別々のお客様。いずれも市内の方々ですが、レターパックで本日発送。
★チエーン後付け
こちらは5年ほどお使いになられた物。「まったく手入れはしていない」とのことですが、良い色艶です。
後付けで、チエーンのご注文をいただいておりましたが、入荷待ちで、1か月ほど時間をいただき、先日、お越しいただきその場で取り付け完了。
画像のチエーンは40㎝+フック5㎝=45㎝で、長めの仕立て。 かつてのウオレットチエーンのように、それ自体を目立たせるものではないので、30~35㎝位が良さそう。
体格や使い方に合わせた長さでお作りいたします。フック(真鍮無垢)は4種のほか革製も可能。
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Posted By earlyhouse on 2023年11月9日
ご家族内でのプレゼント用。
27~8年前にお買いいただいたベルト。バックルはシルバー製。ベルト(革)は、2001年に作り替えており、それから数えても22年経っております。今回、バックルを譲り受けた息子さんからのオーダーで、ベルト(革)を新しくすることに。
古いベルトにご希望のサイズを印して、バックルと一緒に送っていただきました。
シルバー特有の古美(燻し)感が出ていますが、お使いいだいた年数の割には深い傷も少ないですね。
ご了承を得て、銀のバックルはバフ掛け(研磨)後、古美処理せずに仕上げました。ベルトはステッチ無しで、ベルトループもバックルも自在に取り外し出来ます。
小さなポーチとキーリング
こちらはコインと一緒にお札やカード等をざっくり入れて、お財布代わりに長年お使いになられておりました。「なぜか、これだけは無くさず使ってきた」そうですが、ヨレヨレで角のあたりは小さな穴があいており、見かねたお嬢さんが「父への誕生日プレゼント」として御注文くださいました。
煙草(たばこ)入れとして作ったものですが、煙草のサイズが多様になり、パケージもボックスタイプが主流になったため、このサイズのポーチは製作開始から5年ほどで製作を止めておりま。すでに型紙もありませんので、お手元にある物のサイズを伺い、新たに型紙を起こし製作いたしました。
キーリング(ナスカン無し)は継続し、今尚作っている製品です。
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Posted By earlyhouse on 2023年10月17日
内側にポケットの多い長財布。
裏地も各パーツもタンニン鞣しの革を使用するため、厚みが出てしまいます。襠幅を3㎜、フラップを6㎜伸ばし、これまでの物より、ゆとりをもたせました。
重量は200グラム。
ライダーズ用に厚手の革で作っていた「ヘビーウオレット」と同じくらいで、ちょっと重め。
長年、内側の作りが似たラウンドタイプの財布をお使い頂き、タンニン鞣しの革の特性もよくご承知の方からのオーダーでしたので、この仕様で作らせていただきました。
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Posted By earlyhouse on 2023年10月1日
猛暑が治まってきた9月後半、角型財布(square-w)の製作や修理の合間に挟んだベルトのご注文。以前、お買いいただいた方のものを見て、お問合せくださった。
「もう、やってないかも知れないけど」と言われたそう。
21㎜ 幅で、ベルトループはタッセル(tassel) 付き。
メールでのやり取りで話を進め、お渡しは直接ご来訪いただき、ホールの位置・寸法等を確認していただきました。
ゆったりめのパンツに細めのベルト。「belt end は少し長めで」とのご注文。 すべてはお客様のセンスなのですが・・・。いいですね。
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Posted By earlyhouse on 2023年9月16日
今年もまた、千葉の友人から梨が届く。円山の店舗当時からなので、ずいぶん長いことお気使い頂いている。感謝!
そして、日頃お世話になっている地元の知人へお裾分け。梨を口実に遊びに行っているのだが・・・
帰路、藻岩山に陽が沈み、やっと涼しい風になる。
帰り際に持たされたプルーン。
お知り合いから頂いたものだそうで、北海道産。
「早採りしたものなので、熟していないものは2~3日おいて」とのこと。食べごろのものはその日にいただき、残りの数個を日当たりの良いところに置いてみた。早く熟すだろうか? 待ち遠しい。
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