がまぐち・口金

Posted By on 2018年9月13日

鞄作りを始めたばかりの方との話で「口金付きのカバン」が話題になり、「基本(構造)的にはガマグチと同じ」と説明したのですが、話だけでは分かり難そうでしたので、そのがまぐち(purse)を作ってみました。

左のキャメルはカバン風にマチ幅を多めに取り、革も鞄用の牛革(1.6㎜厚)をやや強引ですがそのまま使いました。 右(黒)は ついでに作った鹿革のフラットタイプ。

 

がまぐち用の口金は手芸用品店でも多種揃っておりますが、鞄用の大きな口金は取扱店は少ないようです。口金自体に錠前機能が付いたものなどは専門店に依頼しなければなりませんが、簡易な口金(口枠)ですとホームセンターで売っているアルミ材で自分で作ることができます。ドクターズバッグとかレトロ調などと言われるタイプの鞄も口金に革を巻きますので、アルミでもある程度の強度は保てます。挑戦してみてください。何より自分サイズで作れるのがいい。

日本の古い皮革の資料によると、江戸時代中期にはすでに革製の鞄「肩掛け胴乱」(ショルダーバッグ?)や「手提」(ハンドバッグ?)が流通しており、多くは口金つきです。

 

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